西川社長辞任と今の日本について

たまには真面目に評論したいと思う

近頃の民主党の動きがあまりにも自己中心的になっているからだ

西川社長が辞任した。この事件でようやく気付いたが、民主党はマニフェストのために他を無視している状態にあるという事だ

確かに言いたい事はわかる。政権交代だ、それなりの抜本的改革が必要不可欠であり、緊急性を要している事もわかっている

高速道路無料化や子供手当などは国民にとってプラスに見えている抜本的改革の代表だ

これらの主張を切り札とし政権交代（国民の納得）にいたったのも事実だ

しかし疑問に思っている事がある

これは私だけではないはずだ。だいたい調子のいい営業マンを見ていると必ず疑問点がでてくる。

まさにその状態と瓜二つだ

さて何が疑問なのかというと

財源管理はどうなっているのか？

である

それもそのはずだ。いままで国の財源となっていたものが財源でなくなり、さらに支出を増やすというのだから

この疑問を解決するべく鳩山総理が「高速道路になれば物販流通は栄えるし、観光地などのお金の動きも活発化する」と言っている。子供手当に関しては結局「国がださないでどうするんですか？」の1点張り

論理的に飛躍しすぎていないか？

ドイツのヒトラーが「国民の大半は愚かだ」と明言していた

言葉は汚いが営業をやっていた私にはこの言葉の意味がよくわかる

鳩山総理にかぎらず政治家は例外なくこの法則を応用している。

要するにいい面をみせて、結局は損をしているという意味だ

国のキャッシュフローを理解できる人などごく一部の人間だ。私も大まかな流れしかみえない

さらにほとんどの国民は「子供手当支給、高速道路無料化」は「無駄遣いの改善（天下りなど）」で解消しているとおもっている

まさにヒトラーの言葉を彷彿させてくれる

では私がおおまかなキャッシュフローを説明しましょう

今、国が行っている事を人に例えると年収500万円のサラリーマンが月100万円のローンを組んでいる状態だ

無駄遣いを改善してもこの抜本的な改革（マニフェスト）は歳入が追い付かない

ではどうするというのか？

また営業マンとしての観点を引き出すが、「人間は予防より解決に興味がある」

雑にいうと「未来の至福より今の至福」である

民主党がこういっていたの覚えておいでか？

「4年間消費税の引き上げはいたしません！！！」

はい、裏を返したいと思います

「4年後には今まで与えたお金を還元してもらいます！！！」

もうおわかりですね。つまり初期費用0円、4か月無料をうたっている携帯電話と同じ手法です。

結局は元をとられるわけですね

つい感極まって今の民主党マニフェストの心理を評論してしまいましたが、話を戻したいと思います

西川社長辞任、これは本当に目に余る問題だととらえています

辞任の声明には「私が続ける事はできない」です。

さらに鳩山総理が「こちらで素晴らしい方を用意している」

これはひどい…。「除外」という言葉が当てはまりますね

このくだりだけをみるとどうも社会主義国家を彷彿する

そこが私には受け入れがたくてしょうがない

確かに思い通りに動かしたい気持ちはわかる。マニフェストとその流れはもはや軌道に乗りつつある。しかし法律の下、民主主義の下にある限り、この軌道はいつコーナーアウトするかわからない

民主党にもこれからは公平な監査とジャッジメントを期待したいと思う